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京都総合観光案内所 京なび

京都総合観光案内所は、京都観光の起点として、京都府・京都市が共同で設置した新しい観光案内所であり、京の玄関口、京都駅ビル内にある。

 第一に、国際観光都市『古都京都』のおもてなしの(はじまりの場)としてふさわしい施設を目指した。具体的には、観光案内・宿泊紹介・催しチケット販売などの様々な観光情報を、案内カウンター・タッチパネル・PCなど、来館者それぞれの望む方法で入手できる機能が求められた。このように、様々な情報が様々な形で溢れ煩雑になる観光案内所で、情報を整理し、なによりわかりやすく伝えることができる場所を目標とした。

 第二に、ともすれば無機質な空間になりがちである案内所で、「京都らしさ」を、日本人のみならず外国人観光客にも感じてもらえることを目指しデザインした。そのために、京都を意識させる和の特徴である「素の美」・数寄屋の「写し」の思想を取り入れた。意匠性を排し、素材そのものが美しい黒皮の鉄・手透き和紙・無垢の木などを使用。紙のようにシワ加工したアルミ・畳敷きを模した黒御影調タイルの貼り分け・桂離宮松琴亭一の間の襖の市松模様など、日本建築の伝統的様式を現在の素材と表現に置き換え=写して空間に点在させた。機能的でモダンな表現の中に「和」の意匠を忍ばせる・・・。それは、造形ではなく、間(ま)やバランスによるデザインである。

 また、案内所が面する南北自由通路には、総合サイン、駅周辺を見渡せるデッキの階段が隣接していた。これらを合わせて「観光案内ゾーン」と再定義し、駅ビル共用部環境のリデザインを行った。

 

 

 「京都総合観光案内所 京なび」

所在地:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町901 京都駅ビル2階

オープン日:2010年3月16日

床面積:283㎡

Photo:時空アート

JA laboratory
東 潤一郎
1990年4月 赤松店鋪研究所(現ジオ アカマツ)
1996年9月 フレスコ
2005年6月 JA laboratory設立